リヴァプールのOBであるディートマー・ハマン氏は、今後の日本代表MF遠藤航の起用について予想した。
昨季限りでユルゲン・クロップ前監督が退任し、新たにアルネ・スロット監督体制で戦うリヴァプール。夏の移籍市場では指摘され続けた守備的MFなど大型補強を行わずにシーズンを戦う決断をすると、プレミアリーグでは7勝1分け1敗、チャンピオンズリーグでは3連勝と見事なスタートを切っている。
そんなリヴァプールでは、ライアン・フラーフェンベルフやカーティス・ジョーンズなどの進化が話題となっている。しかし、昨季主力として活躍した遠藤は苦しい状況に。ここまで公式戦の出場は5試合(86分)にとどまっており、先発出場もリーグカップのたった1試合。ポジション争いで後れを取っている。
それでも、リヴァプールで7年間プレーしたハマン氏は遠藤の活躍に期待している。『talkSPORT』のインタビューで、出番が増えると予想した。
「次の4~5試合で、このチームについてより多くのことがわかるだろう。もちろん監督は結果が出ている限り、変更を躊躇していると思う。うまくいっているのに、なぜ変える必要があるのだろうかとね。ただ、これから数週間、数カ月の間に、ケガや出場停止が出てくるのは間違いない。クリスマスまでの試合で、遠藤がより重要な役割を果たすことになっても驚かないよ」
また現地メディア『Rousing The Kop』も、「ハーヴェイ・エリオットが現在離脱中で、ケガと疲労が出始める今後数週間、遠藤は間違いなくスロットに必要とされるだろう」と予想している。ベンチに座る試合が続いていた遠藤だが、ここからチャンスを得ることはできるだろうか。