パリ・サンジェルマンのナセル・アル=ケライフィ会長は、去就に大きな注目の集まるキリアン・エンバペについて語った。
2017年の加入以降、PSGで大活躍を続けるエンバペ。2022年夏にはレアル・マドリー移籍に接近しながらも最終的にフランスのクラブと新契約を結ぶことを決断した。しかし、この契約は今夏に満了を迎える予定で、同選手にはこれ以上契約延長を結ぶ意思がないと広く伝えられており、シーズン終了後の去就に大きな注目が集まっている。
そんなエンバペに対しては、かねてから相思相愛とされるレアル・マドリーが再び獲得を目指し、一部ではすでに合意に至ったと伝えられていたが、同選手の関係者はこれを否定。エースストライカーの去就に関する憶測が飛び交う中、アル=ケライフィ会長は、フランス『RMC Sport』でエンバペの状況について語った。
「もちろん、私はキリアンに残留してほしいし、これは間違いのないことだ。彼は世界最高の選手であり、キリアンにとっての最高のクラブはパリだ。彼はここですべての中心だ。私には彼とのとても良い関係性がある。彼は最高の選手であり、最高の人間だ。彼はスーパーカップの後に彼と私との間に合意があると言った。確かに合意がある。契約というよりもより紳士協定的なものだ。現段階でとても多くの交渉があるわけではない」
「彼は25歳でまだ若い。彼はまだまだたくさんのトロフィーを私たち、そしてフランスチームで勝ち取ることができる。彼には世界で最高のトレーニングセンターもあり、最高のコーチもいる。私たちは毎年、チャンピオンズリーグにも出場でき、かなり先まで行ける。私たちはビッグクラブの中の1つだ。それに、新しいチャンピオンズリーグのフォーマットとともに、私たちのレベルのチームを相手にしたより競争力の高い試合が行われる」
「私たちにはこれから多くの重要な試合が待っている。だから、皆さんに私たちを放っておくこと、キリアンを放っておくことをお願いしたい。私は彼に全幅の信頼を寄せている。彼は決してクラブを傷つけるようなことはしない。私たちみんなが一緒のファミリーだ」