Raul Gonzalez 2022(C)Getty Images

独2部で残留争い…監督&SDを解任のシャルケ、ラウール氏の招へいに動く?

ブンデスリーガ2部で16位に低迷しているシャルケがレアル・マドリーのセカンドチームを率いるラウール・ゴンサレス監督の招へいに動いているかもしれない。

昨季10位フィニッシュのシャルケは今季ここまで、1勝1分け4敗と不調なスタートに。20日に行われた第6節でのダルムシュタットとのホームマッチでは3点リードを奪いながら5失点の逆転負けを喫したことがカレル・ヘレアツ監督とマルク・ヴィルモッツSD(スポーツディレクター)の解任の決定打となった。

そしてシャルケは、セカンドチームのヤコブ・フィンペル監督が暫定的に指揮を執ることに。そんな中、シャルケの上層部が、レアル・マドリーの英雄で元スペイン代表FWのラウール氏を新監督候補の1人として検討しているとの報道が浮上している。2010年から2年間同クラブでプレーした同氏は、今でも当時の活躍が語り継がれるほど人気が高く、周囲からもカリスマ性のあるラウール氏を求める声があがっているようだ。

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また『キッカー』によると、ラウール氏本人もすでに2019年夏から率いている3部カスティージャという環境において、自身の成長に限界を感じているという。さらに同氏はスペイン国内において、レアル・マドリー以外での監督業を務めることは「おそらく望んでいない」とも伝えられている。

加えて、同誌曰く数日前にシャルケのマティアス・ティルマンCEO(最高経営責任者)とスカッドプランナーのベン・マンガ氏がマドリードに滞在した模様。一方で、「伝えられるところでは訪問はラウール氏とのミーティングのためではなかったそうだ」とも指摘され、現地入りの目標は明確になっていない。

2010年代は後半までは毎年のようにブンデスリーガ上位を争い、5回のチャンピオンズリーグや3回のヨーロッパリーグ出場を果たしたシャルケ。元日本代表DFの内田篤人氏が在籍した10年~17年のような輝かしい時代を再び迎えるのだろうか。

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