レアル・マドリーがこの冬の移籍市場でのセンターバック獲得を検討し始めた様子だ。スペイン『マルカ』が報じている。
シーズン序盤にDFエデル・ミリトン、そして12月にはDFダビド・アラバまで前十字靭帯断裂の重傷を負ったレアル・マドリー。冬の補強に消極的な同クラブは、当初こそ新たなセンターバック獲得に動く考えはないと報じられてきたが、ここにきて動きを見せ始めているようだ。
カルロ・アンチェロッティ監督がセンターバックとして現在起用可能なのは、同ポジションが本職のDFアントニオ・リュディガーとDFナチョ、そしてボランチのMFオーレリアン・チュアメニの3選手となっている。ただしナチョはラ・リーガ第18節アラベス戦(1-0勝利)で一発退場となり、1月3日のマジョルカ戦ではリュディガーとチュアメニが最終ラインの中央2枚でプレーすることになる。
レアル・マドリーはナチョの退場劇もあってか、本職のセンターバックが2選手しいかないことに心細さを覚えて、この冬での補強を考慮し始めた模様。『マルカ』曰く、同クラブの名物スカウトであるジュニ・カラファト氏はこれまで2025年夏に獲得する若手のセンターバックを探していたが、この冬の獲得候補もリストアップし始めたとのことだ。
なお他メディアではアラベスにレンタル中のDFラファ・マリンや、マンチェスター・ユナイテッドDFラファエル・ヴァランが獲得候補に挙げられるが、『マルカ』はどちらも復帰の可能性がほぼないとの見解を示す。
マリンについては来夏ナチョが退団する場合にトップチームに加える可能性はあるものの、この冬にアラベスとの約束を反故にしてまで引き戻す考えはないとのこと。またヴァランは、ここ最近に選手側から逆オファーを受け取ったようだが、クラブ内で彼を復帰させることを考えている人物はいないという。いずれにしろ、もし獲得したいセンターバックが現れた場合、フロレンティーノ・ペレス会長を納得させる必要があるようだ。
果たしてレアル・マドリーは、この冬にセンターバックの獲得に動くのだろうか。実際に動くとしても、一体誰を引き入れるのだろうか。