6日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのRBライプツィヒ戦を1-1のドローで終え、2戦合計2-1で準々決勝進出を果たした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、自チームのパフォーマンスが決して良質なものではなかったと、反省の弁を述べている。
1stレグを1-0で制していたレアル・マドリーはこの2ndレグ、FWロドリゴをベンチに置いてフェデ・バルベルデ、エドゥアルド・カマヴィンガ、オーレリアン・チュアメニ、トニ・クロース、ジュード・ベリンガムと5人のMFをスタメンで起用。攻撃的に出ざるを得ないRBライプツィヒに対して強化した中盤でプレスを仕掛け、速攻から追加点を狙う算段とみられたが、相手の決定機を許して自分たちはチャンスをつくれない状況が続いた。
アンチェロッティ監督はハーフタイムにカマヴィンガをロドリゴに代えてシステムを4-5-1から4-4-2に変更。そして65分に速攻からFWヴィニシウス・ジュニオールが先制点を決めることに成功したが、その3分後にセットプレーの流れからDFヴィリ・オルバンに同点弾を許した。その後もレアル・マドリーはRBライプツィヒの猛攻を受け続けたが、さらなる失点を許すことなく、2戦合計2-1で準々決勝進出を決めている。
試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、自身のスタメンおよびゲームプランがうまく機能しなかったことを認めている。
「今なら、同じスタメンは起用しないよ。悪い試合だった。プレーが悪かった。インテンシティーも注意力も足りず、心理面も大きく影響を与えていた。私たちはクオリティーが高く、失うものが何もないチームと対戦したんだ」
「私たちのプランではもっとプレスを仕掛けられたはずだった。エネルギーのあるMFたちを使ってね。だが実際は、私たちはずいぶんと抑えたプレーを見せてしまった。後方にブロックをつくり、縦の速さはほとんどなく、横パスばかりで……今日は最高の夜ではなかった。私たちは過ちを認めるべきだ。CLではこういうことも起こり得るんだよ」
「ハーフタイムにカマヴィンガを下げた理由? システムを変えたためだ。アタッカーを一枚増やしてね。もし悪い選手を交代させていたとしたら、監督である私のことも代えていただろうよ」
ベルナベウの観客は前半途中からほとんど攻撃を仕掛けられないレアル・マドリーに対して指笛を吹き始め、前半終了直後には一斉にブーイングを浴びせていた。
「観客からのブーイング? 正しい批判は受け入れなくてはならない。前半終了後の指笛は適切なもので、だからこそ私たちは目を覚ましたんだ。厳しく要求してくる観客の存在は素晴らしい。そのために私たちは目覚めたのだからね」
アンチェロッティ監督は一方で、マドリーの検察から脱税によって懲役4年9カ月を求刑されたことにも言及した。
地元検察はイタリア人指揮官がレアル・マドリーを最初に率いていた時期に、スペイン首都に居住して納税義務があったにもかかわらず、レアル・マドリーから受け取る収入のみ申告して、クラブと50%ずつ分け合っている自身の肖像権収入に関しては 所得隠しを行なっていたと指摘。そして、その50%の肖像権および収入管理の権利をスペイン国外のペーパーカンパニーに譲渡し、2014年と2015年に約100万ユーロの脱税を行ったことを主張している。
「罰金は払った。金はすでに検察のところにある。今現在は、弁護士たちが解決法を見つけるために話し合っている最中だ」
「2015年の古い話さ。検察は私がマドリーの居住者だったと考えているが、私はそう思っていない。今は弁護士が解決法を探している。私は居住者ではなかったと確信しているし、潔白だ」
「ここはそのことを話すべき場所ではないと思う。昔の話だし、私は影響を受けていない。安らかに眠ることができているよ。私が抱える唯一の問題は、チームがもっと良いプレーを見せるべき、ということだけだ」6日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのRBライプツィヒ戦を1-1のドローで終え、2戦合計2-1で準々決勝進出を果たした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、自チームのパフォーマンスが決して良質なものではなかったと、反省の弁を述べている。
1stレグを1-0で制していたレアル・マドリーはこの2ndレグ、FWロドリゴをベンチに置いてフェデ・バルベルデ、エドゥアルド・カマヴィンガ、オーレリアン・チュアメニ、トニ・クロース、ジュード・ベリンガムと5人のMFをスタメンで起用。攻撃的に出ざるを得ないRBライプツィヒに対して強化した中盤でプレスを仕掛け、速攻から追加点を狙う算段とみられたが、相手の決定機を許して自分たちはチャンスをつくれない状況が続いた。
アンチェロッティ監督はハーフタイムにカマヴィンガをロドリゴに代えてシステムを4-5-1から4-4-2に変更。そして65分に速攻からFWヴィニシウス・ジュニオールが先制点を決めることに成功したが、その3分後にセットプレーの流れからDFヴィリ・オルバンに同点弾を許した。その後もレアル・マドリーはRBライプツィヒの猛攻を受け続けたが、さらなる失点を許すことなく、2戦合計2-1で準々決勝進出を決めている。
試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、自身のスタメンおよびゲームプランがうまく機能しなかったことを認めている。
「今なら、同じスタメンは起用しないよ。悪い試合だった。プレーが悪かった。インテンシティーも注意力も足りず、心理面も大きく影響を与えていた。私たちはクオリティーが高く、失うものが何もないチームと対戦したんだ」
「私たちのプランではもっとプレスを仕掛けられたはずだった。エネルギーのあるMFたちを使ってね。だが実際は、私たちはずいぶんと抑えたプレーを見せてしまった。後方にブロックをつくり、縦の速さはほとんどなく、横パスばかりで……今日は最高の夜ではなかった。私たちは過ちを認めるべきだ。CLではこういうことも起こり得るんだよ」
「ハーフタイムにカマヴィンガを下げた理由? システムを変えたためだ。アタッカーを一枚増やしてね。もし悪い選手を交代させていたとしたら、監督である私のことも代えていただろうよ」
ベルナベウの観客は前半途中からほとんど攻撃を仕掛けられないレアル・マドリーに対して指笛を吹き始め、前半終了直後には一斉にブーイングを浴びせていた。
「観客からのブーイング? 正しい批判は受け入れなくてはならない。前半終了後の指笛は適切なもので、だからこそ私たちは目を覚ましたんだ。厳しく要求してくる観客の存在は素晴らしい。そのために私たちは目覚めたのだからね」
アンチェロッティ監督は一方で、マドリーの検察から脱税によって懲役4年9カ月を求刑されたことにも言及した。
地元検察はイタリア人指揮官がレアル・マドリーを最初に率いていた時期に、スペイン首都に居住して納税義務があったにもかかわらず、レアル・マドリーから受け取る収入のみ申告して、クラブと50%ずつ分け合っている自身の肖像権収入に関しては 所得隠しを行なっていたと指摘。そして、その50%の肖像権および収入管理の権利をスペイン国外のペーパーカンパニーに譲渡し、2014年と2015年に約100万ユーロの脱税を行ったことを主張している。
「罰金は払った。金はすでに検察のところにある。今現在は、弁護士たちが解決法を見つけるために話し合っている最中だ」
「2015年の古い話さ。検察は私がマドリーの居住者だったと考えているが、私はそう思っていない。今は弁護士が解決法を探している。私は居住者ではなかったと確信しているし、潔白だ」
「ここはそのことを話すべき場所ではないと思う。昔の話だし、私は影響を受けていない。安らかに眠ることができているよ。私が抱える唯一の問題は、チームがもっと良いプレーを見せるべき、ということだけだ」