ケガ人が相次ぐレアル・マドリーについて、『The Athletic』が現在の状況を伝えている。
今季ラ・リーガでは13試合を終えて勝ち点32で2位につけ、チャンピオンズリーグでもグループステージ突破を確定させているレアル・マドリー。『The Athletic』は、「表面的には大きな問題があったとは思わないだろう」としつつも、ケガ人続出の現状を分析した。
「11月の代表ウィークでは、エドゥアルド・カマヴィンガとヴィニシウス・ジュニオールが負傷。彼らは2024年まで離脱することになった。チームは負傷者の危機に見舞われており、(26日の)カディス戦で起用できるトップチーム選手は15人まで減ってしまった。カルロ・アンチェロッティは、選手選考で最悪な悩みを抱えている」
そして同メディアは、各ポジションごとにケガ人の状況を解説。GKでは、ティボー・クルトワがシーズン終了まで離脱する一方で、ケパ・アリサバラガはカディス戦に間に合う可能性があるようだ。
さらにDFでは、左サイドバックとしても存在感を放つカマヴィンガが年内を、そしてエデル・ミリトンが来年4月まで欠場することが濃厚に。さらにサイドバックのファーストチョイスであるダニ・カルバハル、フェルラン・メンディも今季は筋肉系のトラブルに悩まされていることを指摘した。
一方でMFは数多くの離脱者に悩まされており、オーレリアン・チュアメニ、カマヴィンガ、ジュード・ベリンガム、アルダ・ギュレルがカディス戦を欠場する可能性がある模様。「アンチェロッティは、トニ・クロース&ルカ・モドリッチという中盤の軸から離れることを目指してシーズンをスタートしたが、今やその信頼できるコンビに頼らざるを得なくなっている」とし、最低でも3週間はクロースとモドリッチを先発で起用し続けるだろうと予想している。
最後にFW部門については、「クラブの計画性の欠如と新システムの影響で、ヴィニシウス離脱前から選択肢は限られていた。この結果、ロドリゴとホセルが彼の代わりに奮起しなければならない」と指摘。難しい戦いが続くと綴った。