6日のコパ・デル・レイ3回戦で、ホームにレアル・マドリーを迎えたスペインリーグ4部のアランディーナ。その選手たちがユニフォーム交換を最も望んだのは、マドリーの10番を背負う38歳MFルカ・モドリッチだった。
マドリー州の真上、カスティージャ・イ・レオン州にある人口約3万人の町アランダ・デ・ドゥエロに拠を構えるアランディーナ。スペインを代表する超ビッグチーム、レアル・マドリーとの対戦は彼らにとってまさに唯一無二の経験となったに違いないが、加えて選手たちは各々が希望するマドリーの選手のユニフォームを持ち帰ることに成功している。
レアル・マドリーはアランディーナの選手たち全員が希望する選手とユニフォーム交換できないことを考慮して、望んでいる選手のユニフォームが行き渡るように事前にアランディーナ側に希望を聞いていた。そしてアランディーナ側が提出した希望リストにおいて、最もリクエストが多かったのが、モドリッチのユニフォームだった。
モドリッチのユニフォームを希望したアランディーナの選手は、じつに9人に上ることに。それに続くのがMFジュード・ベリンガムで、希望した選手は3人。クロアチア代表MFは“時の人”となっているイングランド代表MFに3倍もの差をつけたのだった。
またベリンガムの次にリクエストが多かったのはMFトニ・クロース、FWロドリゴの2人で、DFナチョ・フェルナンデス、GKケパ・アリサバラガ、GKティボ・クルトワ(GKについては同ポジションの2選手が希望)、FWヴィニシウス・ジュニオールが1人から希望されている。
なおアランディーナはレアル・マドリーに3点を決められたが、試合終了間際に1点を返して、この一戦をさらに忘れられないものとした。FWアトモは試合後、「僕たちは終盤まで耐えたし、ゴールを決めるという褒賞も手にした。ナチョのユニフォームも選手本人と約束して受け取ったよ。僕の姉が彼の大ファンなんだ」と、自身がナチョのユニフォームの希望者であり、なぜ希望していたのかも明かしている。