レアル・マドリーMFアルダ・ギュレルが止まらない。19歳の天才MFはただ天才的なプレーを見せるだけでなく、効果性のあるプレーでゴールを量産しているのだ。
19日のラ・リーガ第37節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦を4-4のドローで終えたレアル・マドリー。ギュレルは先発フル出場で2ゴールを決めている。トルコ代表MFはまず14分、ブラヒム・ディアスのパスからペナルティーエリア内中央に侵入して左足のシュートを決め切ると、前半アディショナルタイム2分にはエリア内右に入り込み、角度のないところから狙い済ましたファーへのシュートで再びGKヨルゲンセンを破っている。
ギュレルはこの試合の2ゴールで今季得点数を6に伸ばしたが(いずれもラ・リーガで記録)、驚くべきはその決定力の高さである。同選手がここまで打った枠内シュートは6本で、何とそのすべてを枠の中に収めているのだ。また得点率の高さも異常と言えるほどで、計算では60分毎に1得点を決めていることになる。
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昨夏にフェネルバフチェから移籍金2000万ユーロでレアル・マドリーに加入したギュレル。今季序盤は負傷に悩まされ、終盤になってようやく出場機会を手にし始めた同選手は、わずかな出場機会で強烈なインパクトを残し続けている。なおカルロ・アンチェロッティ監督はビジャレアル戦後、今後も同選手の決定力を生かしていく考えを口にしている。
「アルダ・ギュレルは何か特別なものを持っていることを示した。彼はゴールの近くでプレーしなくてはならない。わずかなシュートで多くのゴールを決めているからね」
「ギュレルの才能はスペシャルだ。そしてゴールに近い方が、そのスペシャルな才能を発揮することできる」