レアル・ソシエダは27日にコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグ、本拠地レアレ・アレナでのマジョルカ戦に臨む(ファーストレグは0-0で終了)。前日会見に出席したイマノル・アルグアシル監督は、MF久保建英のモチベーションが上がっているとして、その理由が古巣と対戦するためではなく、ソシエダとともに決勝進出がかかった試合に臨むためと説いている。
試合前日に会見に出席したイマノル監督は、現地記者から「マジョルカで数年を過ごしたタケにとっては少し特別な一戦になるのではないでしょうか?」と問われたが、過去は関係ないと一蹴。現在の久保がソシエダの選手であり、自分たちとともに決勝進出を目指しているからこそ、このマジョルカ戦が「特別な一戦」なのだと強調している。
「違う、違うよ。タケにとってこの試合が特別なのは、レアル・ソシエダとともに決勝に進出する可能性があるからだ。今の彼はレアル・ソシエダの選手なんだよ」
イマノル監督率いるソシエダは2019-20シーズンにアスレティック・ビルバオとのダービーを制してコパ優勝を達成。同指揮官は、久保を含めてその優勝を経験していない選手たちが、タイトル獲得に大きな意欲を持っているとの見解を示した。
「そしてタケだけではなく、アマリ(・トラオレ)、加入したばかりのベッカーにとってもこの試合は特別だ。彼らはラ・レアルとともに決勝に到達したくてたまらないんだよ。加えて、あの優勝は(新型コロナウイルスのパンデミックのために)観客なしで行われたが、私たちは観客ありで優勝を達成したいと思っている」
またイマノル監督は、負傷離脱していたFWミケル・オヤルサバルがこの試合で復帰することを明言した。
「ミケルの復帰は大きなニュースだ。それとザハリャン、タケ、アマリのコンディションにも気を配っていたが、彼らは全員出場できるよ」