taichi-fukui(C)Taisei Iwamoto

バイエルンⅡで先発フル出場の福井太智、一定の手応えを明かす「次につながる試合だった」

バイエルンⅡの福井太智が、引き分けに終わったヴュルツブルガーキッカーズ戦を振り返った。

バイエルンⅡは10日、レギオナルリーガ第20節で首位を走るヴュルツブルガーキッカーズと対戦。U-22日本代表MF福井太智が先発出場を果たした試合は、立ち上がりから押し込まれるも24分にサイドを攻略したところからバイエルンⅡが先制する展開となる。ただ、後半はより相手に攻勢をかけられると、ギリギリのところで耐えていたが後半アディショナルタイムについに失点。そのまま試合は終了し、首位を相手に惜しくも1-1のドロー決着となった。

福井はダブルボランチの一角としてフル出場。シンプルなミスやボールを奪い切れない場面もあったが、ボランチの相方とうまくバランスを取りつつ、相手の攻撃を跳ね返すことでチャンスを未然に防いだ。

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試合後、福井は「(もっとボールに)絡みたかったですけど、ゲーム展開的に持たれるし、相手も引いて守るというところでディフェンスの時間が長くなってしまったところがある。そういう意味では割り切ってできたかなと思います」と自身のプレーを分析。その上で、「もっとボールに関わってコントロールできれば」と課題を口にした。

チームとしては勝利こそできなかったが、首位を相手にドロー。悔しい結果ではあるものの、福井は一定の手応えを明かしている。

「自分たちはチャレンジャーとしてどれだけ戦えるかというところで、チームのやりたいことはある程度できました。その中で最後に失点してしまったのはもったいないところがありますけど、次につながる試合だったかなとは思います」

この試合を終え、福井は日本に帰国してU-22日本代表の活動に参加することになる。「アルゼンチンは強いですし、その相手に対して自分に何ができるか。日本でやれるというのもあるので、自分の力を見せられるように頑張ります」と語った福井。久々の日本の地でどんなプレーを見せてくれるか注目したい。

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