Arsenal v Brighton RiceGetty

物議醸す過密日程、ライスも苦しんだことを認める「プレミアでプレシーズンを過ごすようなもの」

アーセナルMFデクラン・ライスは、今夏の過密日程に苦しんだことを認めている。

昨季アーセナルへと加入し、公式戦51試合に出場するなどチームの中心として活躍したライス。そのままイングランド代表としてEURO2024のメンバー入りを果たし、全7試合にフル出場して決勝進出に大きく貢献していた。

そんなライスだが、7月14日のEURO2024の決勝戦を戦った後、1カ月も経たずに所属するアーセナルへ合流。8月17日のプレミアリーグ開幕から3試合連続で先発している。しかし、第3節ブライトン戦(1-1)ではキャリア初の退場処分となるなど、精細を欠いていることが指摘されていた。それでも再びイングランド代表に合流すると、UEFAネーションズリーグのアイルランド代表戦(2-0)戦ではゴールも奪っている。

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25歳MFはインタビューで、「アーセナルに合流したのは遅かったね。正直に言うと、ここまで100%の状態じゃないんだ。プレミアリーグの試合でプレシーズンを過ごしているようなものなんだ」と過密日程に苦しんだことを認めている。

「(アイルランド戦で)本当の一歩を踏み出したような気がするよ。自分自身を取り戻し、軽快にピッチを走り回れるような気がするんだ。より力強くなった感じがする。また一歩踏み出せたね。これは明らかにアーセナルを助けるものになると思うんだ。今は調子が良いし、大活躍が必要だ。今季はここまで2試合で調子が悪かったし、退場処分も受けたからね」

なお、近年の過密日程については数々の選手が不満を表明しており、先日ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネは「僕らは懸念を表明することはできるけど、解決策は見つかっていない。どうやら、金は選手よりも雄弁のようだね」とUEFAやFIFAを痛烈に批判していた。またFIFPRO(国際プロサッカー選手会)は、加速する過密日程に対してFIFAへの法的措置を示唆するなど、大きな物議を醸している。

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