名門サントスの初の降格を受け、クラブのサポーターが暴徒化した。
サントスは15位で6日のブラジル・セリエA最終節ホームでのフォルタレーザ戦に臨んだ。39分に先制点を許したサントスだが、58分にメシアスのゴールで同点に。しかし、引き分けでは降格の決まるサントスは終盤に攻勢に出たが、後半アディショナルタイムにGKが攻撃に参加していた後の無人のゴールにボールを流し込まれて勝ち越しを許す。試合はこのまま終わってサントスは1-2でフォルタレーザに敗れた。
この結果、最終節でヴァスコ・ダ・ガマとバイーアに交わされたサントスは、降格圏の17位に転落。“サッカーの王様”ペレ氏やネイマール、三浦知良ら数々のスター選手を輩出してきたブラジルの名門クラブは、創設111年の歴史で初めて降格することが決まった。
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本拠地で降格が決まった後、サントスサポーターによる暴動が勃発。怒り狂った一部のサポーターがサントスのスティベン・メンドーサが所有する自動車を含めた複数の自動車に火を放ったりと、街の至る所で黒煙が上がっていた。
なお、サントスの宿敵であり、レアル・マドリー移籍が内定するエンドリッキを擁するパルメイラスが今シーズンのセリエA優勝を飾った。