セリエAは、来季6チームがチャンピオンズリーグ(CL)に出場する可能性があるようだ。
今季CLではラウンド16までに全チームが敗退したセリエA勢。しかし、ヨーロッパリーグ(EL)ではミラン、ローマ、アタランタの3チームが準々決勝まで勝ち残ると、カンファレンスリーグ(ECL)でもフィオレンティーナが決勝に進出するなど、欧州大会で躍進を見せた。これで今季のUEFAランキングで2位以上が確定、新フォーマットがスタートする来季のCLには5チームの参加が決まっていた。
そして22日に行われたEL決勝戦で、アタランタが無敗を続けてきたレヴァークーゼンに3-0と快勝。EL初優勝を達成するとともに、来季のCL出場権を獲得している。さらにこの結果が、来季セリエAのCL出場枠に大きな影響を与えることになった。イタリア『スカイ』が伝えている。
アタランタは現在セリエAで5位につけており、リーグ戦の順位でもCL出場圏内に。しかしEL優勝によりすでに出場権を手にしているため、このまま終われば6位のローマにもCL出場権が与えられることになる。しかしアタランタが4位以上でリーグ戦を終えた場合、この追加枠は別のリーグに与えられることになるようだ。なお、5位アタランタは3位ボローニャ、4位ユヴェントスと2ポイント差の勝ち点66。だが消化試合1試合少ないため、出場枠「6」が確定したわけではないという。
なお、セリエA勢は来季の欧州カップ戦に最大9チームが出場する可能性も。フィオレンティーナは29日に行われるECL決勝戦でオリンピアコスと対戦、優勝すればEL出場権を手にする。しかし、現在リーグ戦で8位につけている状況。そのため、アタランタが5位で終え、さらにフィオレンティーナがECLを優勝して8位で終えた場合、リーグ9位のチーム(現在はトリノ)がECL出場権を獲得することになるようだ。