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浦和、湘南から24歳DF石原広教を完全移籍で獲得「僕の目標は、浦和レッズでシャーレを掲げること」

浦和レッズは湘南ベルマーレからDF石原広教を完全移籍で獲得したことを発表した。

湘南の下部組織出身で24歳の石原。2019年にアビスパ福岡へ期限付き移籍し、2020シーズンから湘南に復帰してレギュラーに定着。2021シーズンは自己最多のJ1リーグ戦37試合に出場した。昨季はリーグ戦26試合に出場している。

浦和への加入に際して石原は「浦和レッズの勝利への執念とチームのために戦う姿勢、そしてサポーターの熱さに惹かれ、サッカー選手としても一人の人間としても成長できると確信したので移籍を決めました。僕の目標は、浦和レッズでシャーレを掲げることです。チームのために戦い、力になることを約束します。よろしくお願いします」と意気込んでいる。

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また、育成年代からプレーし続け、17年間を過ごした湘南には感謝を述べている。

「この度、浦和レッズに移籍することになりました。小学3年生の時にベルマーレサッカースクールに入り、期限付き移籍期間も含め約17年間、本当にお世話になりました」

「僕の人格は湘南ベルマーレで作られました。『そこに落ちているゴミを拾える人間になる』ベルマーレジュニアに入団した当初から言われてきた言葉です。当時のジュニアの育成はサッカーのことよりも、人としての在り方を学び、挨拶はもちろん、人との接し方や立ち居振る舞い、自分に関わる全ての人を大切にするなどたくさんのことを教えられてきました。今、プロサッカー選手として生活ができているのもその時の教えがあったからです」

「自分がこのクラブでプロになるんだと決意した瞬間は、2010年5月29日に三ツ沢球技場で行われたトップチームの前座試合でベルマーレジュニアが勝利し、ゴール裏へ挨拶に行った際にベルマーレコールをしていただいた時です。あの時見た光景は間違いなく、世界一のサポーターであり、ベルマーレファミリーを愛してみんなで支え合う湘南ベルマーレというクラブを表す瞬間だったと思います」

「最後にメンバーに入った三ツ沢でのアウェイ横浜FC戦の勝利のダンスは、同じ場所ということもあり、同じ光景を思い出しましたし、ベルマーレサポーターの偉大さ、自分のベルマーレに対する愛を改めて感じました」

「これからはベルマーレの選手では無くなりますが、湘南ベルマーレのファンであり愛するクラブであることには変わりません。新天地で活躍する姿を見せることが今できる一番の恩返しだと思うので、今まで培ってきた全てを出し、さらに成長できるように頑張ります。本当にありがとうございました」

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