アシックスやナイキ、ミズノなどの各人気メーカーは、多種多様なサッカースパイクをリリースしている。
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本記事では、それぞれの特色や独自のリサーチから得られたデータを基に人気のメーカーを紹介する。
サッカースパイク選びのコツは?
サッカーにおいてはプレーヤーのスタイルが多種多様であるのと同様に、スパイクも目的に沿ったものを選ぶ必要がある。さらには年齢や体格、足の形などの個人差や、天然芝や人工芝、土などの普段プレーしている環境、そしてプレーレベルにもスパイク選びは左右される。
ここでは、各メーカーの代表的なシリーズとそれぞれの特長、価格、サイズなどを一覧形式で紹介する。
シューズ名/メーカー | 特長 | 対応グラウンド | 価格(税込) | サイズ | カラー |
---|---|---|---|---|---|
DS LIGHT X-FLY PRO 2 ASICS | スプリントをサポート スピードを求めるエリートプレーヤー向け | 天然芝・人工芝・土 | 24,200円 | 23~29 | 3種 |
DS LIGHT ACROS 2 ASICS | さまざまな局面でフィット性とホールド性を発揮 安定感のあるプレーをサポート | 天然芝・人工芝・土 | 18,000円 | 23~29 | 7種 |
DS LIGHT ACROS PRO 2 ASICS | さまざまな局面でフィット性とホールド性を発揮 ソフトな履き心地とスピードサポートを両立 | 天然芝・人工芝・土 | 22,000円 | 24~29 | 4種 |
DS LIGHT X-FLY 5 ASICS | 止める、蹴るなどの基本動作を支える正確な動作をサポート 外付けヒールカウンター搭載のエリートモデル | 天然芝・人工芝・土 | 23,100円 | 23~29 | 5種 |
ミズノアルファ JAPAN MIZUNO | MIZUNO FOOTBALL史上、最もスピードを追求 ハードワークとスプリント機能を兼ね備えた日本製トップモデル | 天然芝・人工芝・土 | 24,200円 | 23~30 | 3種 |
モレリアネオIV JAPAN MIZUNO | 素足感覚とホールド感を追求 足首周りの柔軟性が特徴 | 天然芝・人工芝・土 | 26,400円 | 22~30 | 2種 |
モナルシーダNEO II ELITE MIZUNO | 柔らかなフィット感と軽量性が魅力 通常の約2.5倍のグリップ力があるゼログライドインソールを採用 | 天然芝・人工芝・土 | 20,350円 | 22~30 | 3種 |
ファントム ルナ 2 エリート LV8 NIKE | Nike Cyclone 360トラクションが、これまでにない敏捷性を実現 世界トップのスターのためのエリート スパイク | 天然芝 | 33,330円 | 24~30 | 1種 |
マーキュリアル ヴェイパー 15 エリート NIKE | スピードを重視するプレーヤーに適したモデル ハイスピードでも正確なボールコントロールを実現 | 人工芝 | 29,700円 | 23~30 | 2種 |
ティエンポ レジェンド 10 エリート NIKE | 完璧なボールタッチをサポート 悪天候にも強く一定した軽い足取りをキープする | 短芝フィールド | 23,499円 | 23~31 | 3種 |
コパ ピュア 2 ELITE FG Adidas | 天然芝での華麗なプレーを支える特別なアウトソールを搭載 伝統からインスピレーションを得たデザインと先端的なパフォーマンスを融合 | 天然芝 | 25,300円 | 24.5~29.5 | 3種 |
エックス クレイジーファスト+ FG Adidas | 素足感覚とスパイクの軽量性が向上 爆発的な推進力と加速をサポートする | 天然芝 | 35,200円 | 24.5~29 | 3種 |
プレデター アキュラシー.1 L FG Adidas | キックの精度とパワーを向上 前足部への重量比率を高め、力のあるキックに貢献 | 天然芝 | 28,600円 | 22.5~31.5 | 2種 |
フューチャー アルティメット FG/AG PUMA | 素早い動きやペースチェンジをサポート ドリブル、パス、フィニッシュのコントロールを最適化 | 天然芝・人工芝 | 26,400円 | 25~30 | 4種 |
ウルトラ アルティメット FG/AG PUMA | 骨格に沿ってフィットし鋭い動きをサポート 爆発的なスピードを生み出す超軽量で足馴染みの良いアッパーを採用 | 天然芝・人工芝 | 26,400円 | 25~30 | 4種 |
キング アルティメット FG/AG PUMA | 機動力とプレーの正確性をサポート 繊細なボールタッチが要求されるポジションの方へ | 天然芝・人工芝 | 24,200円 | 25~30 | 6種 |
人気のサッカースパイクメーカーは?
『GOAL Japan』による国内での独自の調査の結果、多くのプレーヤーが4つの人気スパイクメーカーいずれかのモデルを使用していることが判明した。
まず最も人気を集めたのが、日本人向けにアジャストされたモデルが多い『MIZUNO』で31.7%。『Asics』と『Nike』が18.3%で2位タイ、『Adidas』が11.7%でそれに続いている。以降は、『PUMA』が8.3%、『New Balance』が5.0%、『Umbro』と『Lotto』が同率で1.7%、3.3%がそれ以外のメーカーという結果となった。
- 1位:MIZUNO(31.7%)
- 2位:ASICS(18.3%)
- 2位:Nike(18.3%)
- 4位:Adidas(11.7%)
- 5位:PUMA(8.3%)
- 6位:New Balance(5.0%)
- 7位:Lotto(1.7%)
- 7位:Umbro(1.7%)
- その他(3.3%)
おすすめのサッカースパイクは?
多くのプレーヤーから支持を集めている上位3つのメーカーの代表的なシリーズを詳しく紹介する。
ASICS(アシックス)
各モデルともに練習用から試合用まで充実しており、多くのシューズでグラウンドを選ばない柔軟性が『Asics』の特長だ。それでいてシリーズごとに特化した特徴があり、ジュニア向けのモデルも数多く取り扱っている。
・DS LIGHT X-FLY PRO 2
提供:Asics主な着用選手:冨安健洋・本間至恩
アッパーのinsideとoutsideに走行屈曲時に足とソールが一体化するための補強材(裏材)を採用。これにより、足のパワーを効率的に地面に加え、プレーヤーのスプリント能力をより発揮できるようにサポート。
・DS LIGHT X-FLY 5
提供:Asics主な着用選手:伊藤涼太郎・中山雄太・山根視来・武田英寿・渡邊凌磨
DS LIGHTシリーズの特徴である「素足感覚」に加え、かかとのホールド性を追求。激しい動きの中でも高いパフォーマンスを発揮できるよう、ヒールカウンターの形状をアップデートし、安定性を高めた。かかとの骨の中で一番大きな踵骨をしっかりとホールドするよう、ヒールカウンターが配置されている。また、かかとに体重がかかったときにも適切にホールドするよう、厚みも調整された。
・DS LIGHT ACROS PRO 2
提供:Asics主な着用選手:森下龍矢
よりやわらかくアップデートされたACROS FITとスプリント性能を追求したPROソールが融合。
・DS LIGHT ACROS 2
提供:Asics主な着用選手:中谷進之介
さまざまな局面でフィット性とホールド性を発揮する ACROS FIT がより柔らかくアップデート。ソールと一体型の外付けヒールカウンターを採用し、安定性を提供する。
Nike(ナイキ)
(C)Getty images『Nike』のスパイクはフィット感重視の「ティエンポ」、コントロール重視の「ファントム」、スピード重視の「マーキュリアル」に大別。グレードも練習用、練習試合用、試合用まで分かれているほか、各シューズはグラウンド種別ごとに設計されており、需要に応じて細分化されている。
・ファントム ルナ 2 エリート LV8
プレーに妥協を許さないあなたのための一足。 嵐の真っ只中、混乱が渦巻く中、巧みさと優雅さを兼ね備えた驚異的なボールタッチで、フィールドのファイナルサードを冷静に支配。 ファントム ルナ 2 エリートを履いてゴールを決めよう。 革新的なNike Gripknitでキックゾーンをカバー。Nike Cyclone 360トラクションが、これまでにない敏捷性を実現する。あなたや世界トップのスターのためにデザインしたエリート スパイク。自分のプレーとシューズに最高レベルを求めるあなたに高品質を提供する。
・マーキュリアル ヴェイパー 15 エリート
ヴェイパー 15 エリート FGを履けば、フィールドは自分のもの。 サッカー専用に作られたZoom Airユニットを搭載し、足の甲部分にはグリップ加工を施して抜群のボールタッチを実現。試合終了間際の最も重要な時間帯に、優位に立つことができる。爆発的な加速を体感しながらフィールドを駆け回り、俊敏で軽快なプレーで存在感をアピールできるデザイン。 スピードをもたらすのはAirのパワー。
・ティエンポ レジェンド 10 エリート
このエリート スパイクの最新モデルには、新開発のFlyTouch Plusエンジニアードレザーを使用。 天然皮革よりも柔らかく、足にぴったりフィット。All Conditions Control (雨天でも優れたグリップ性を発揮するテクスチャー) との相乗効果でゲームを支配できる。 これまでのどのティエンポよりも軽量で洗練されたレジェンド 10。ディフェンスの隙を突くピンポイントパスを出すときも、相手の速攻を止めるために戻るときも、どんなポジションにも対応するアイテムだ。
MIZUNO(ミズノ)
(C)Getty images『MIZUNO』の代表的なスパイクシリーズはフィット感重視の「モレリア」、スピード重視の「アルファ」、部活生向けの「モナルシーダ」の3つ。とはいえ、それぞれのコンセプト色はそれほど強くなく、各シリーズでもモデルによって特長は様々だ。また、グラウンドを選ばないものが多いのも特徴となっている。
・ミズノアルファ JAPAN
MIZUNO FOOTBALL史上、最もスピードを追求したフットボールブーツ。スピードを追求した5層構造のアッパーは、軽量性だけではなく柔らかなフィット感と素足感覚を追求。アウトソールはα Triangle Stud採用で、縦へのスピードにフォーカス。また、前足部の高反発中底 KaRVO RSがエネルギーロスを小さくすることでスプリントに貢献、踵部分のミズノエナジーはクッション性を高めハードワークに貢献。シューズの命とも言えるラストには、Engineered Fit Last NEOを採用。
・モレリアネオIV JAPAN
天然皮革がもたらす柔らかなフィット感と軽量性が魅力の1足。中足部にはBareFoot Leather NEOを採用することで、素足感覚とホールド感を追求。また、素足感覚と安定性と追求したアウトソールも魅力。シューズの命とも言えるラストには、Engineered Fit Last NEOを採用。
・モナルシーダNEO II ELITE
モレリアネオの魂を受け継ぐシリーズトップモデル。天然皮革がもたらす柔らかなフィット感と軽量性が魅力の1足。中足部には柔らかさとホールド感を追求したマイクロファイバー人工皮革を採用。通常のインソールに比べて、約2.5倍のグリップ力があるゼログライドインソールも魅力の一つ。シューズの命とも言えるラストには、Engineered Fit Last NEOを採用。