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28日に「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo」が行われ、シュトゥットガルトと京都サンガF.C.が対戦した。
昨季ブンデスリーガで2位と大躍進、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したシュトゥットガルト。今夏のプレシーズンではジャパンツアーを開催し、28日にサンガスタジアム by KYOCERAで京都と対戦した。
U-23日本代表での出場経験を持つチェイス・アンリはベンチスタートとなったシュトゥットガルトだが、守護神ニューベルや新加入FWデミロヴィッチ、期待の19歳FWディールらが先発入り。序盤はシュトゥットガルトがボール保持からチャンスを伺う一方で、京都は高い位置での鋭いプレッシャーから素早い攻撃を狙う。4分にはFKからラファエル・エリアスがこの試合最初のシュートを放つと、8分にはマルコ・トゥーリオが巧みなトラップからボレーシュートに持ち込んだが、GKニューベルのファインセーブに阻まれた。
やや自陣で苦しい時間が続いていたシュトゥットガルトだが、15分手前から相手のプレスを剥がして敵陣まで進むシーンを増やしていく。しかし、先制したのは京都だった。21分、ハーフエーライン左で前を向いた原大智が自らドリブルでボックス付近まで持ち運ぶと、シュートはポストに弾かれたものの、ゴール前で待っていたラファエル・エリアスが押し込んだ。京都が良い展開のままリードを奪う。
勢いに乗る京都は35分、自陣でのビルドアップで相手を剥がすと、スペースに抜け出したマルコ・トゥーリオがカットインから鋭いシュートを突き刺した。見事な一撃でリードを2点に広げ、前半を折り返す。
後半立ち上がり早々、京都に3点目。シュトゥットガルトのバックパスを拾った原大智がそのままボックス内に侵入、豪快なシュートを突き刺した。3トップ全員のゴールで、試合を決めにかかる。
選手を入れ替えた後半立ち上がりにも失点したシュトゥットガルトは、コンディションの問題からかなかなかテンポが上がらず、苦しい時間が続く。それでも58分、左サイドのスペースに抜け出したディールが飛び出したGKをかわし、そのままゴールへと流し込んだ。期待の19歳が1点を返し、シュトゥットガルトが反撃を開始する。
2点差に詰め寄ったシュトゥットガルトは62分に複数の選手を入れ替えると、チェイス・アンリも右センターバックとしてピッチに立った。その後は鋭い攻撃から相手ボックスに侵入するシーンも増やし、チャンスを作っていく。そして68分、センターサークル付近でボールを奪ったカトンパ・ムブンパがスピードに乗ってボックス内に侵入、ラストパスを受けたルウェリングが無人のゴールに流し込んでいる。
すると73分、ついにシュトゥットガルトが同点に追いつく。左のスペースに飛び出したベネデットのクロスを、カスタナラスを押し込んだ。さらに79分、自陣からの速攻でスピードを生かしたムサ・シセがネットを揺らした。シュトゥットガルトが一気に3点差をひっくり返す。90分には、カットインしたライムントが豪快なミドルシュートを叩き込み、チーム5点目を奪った。試合はこのまま終了。シュトゥットガルトが5-3で壮絶な打ち合いを制している。