シント=トロイデンの小川諒也がスタンダール・リエージュ戦で加入後初ゴールをマークした。
27日に行われたジュピラー・プロリーグのヨーロッパプレーオフ第6節でシント=トロイデンは敵地でスタンダールと対戦。シント=トロイデンではGKに鈴木彩艶、中盤左サイドに小川、中盤の中央の一角に伊藤涼太郎が先発出場し、対するスタンダールは川辺駿が中盤の一角でスタートからピッチに立った。
両チームともになかなかチャンスを作り出せない時間帯が続く中、13分に小川がシント=トロイデンに先制点をもたらす。ペナルティエリア手前でアドリアーノ・ベルタッチーニが左サイドから走り込む日本人DFにボールを送ると、同選手は左足でシュートを放つ。一旦は飛び出した相手GKのセーブに遭うも、こぼれ球が小川自身に当たり、そのままゴールに吸い込まれた。ラッキーな形の先制点は小川にとっての加入後初ゴールとなった。
先制点の直後には鈴木にトラブルが発生するも大事には至らず、プレーを続行。その後はホームチームのスタンダールが勢いを強めるが、お互いに決定的なチャンスを作るには至らず、シント=トロイデンのリードで前半を終える。
後半に入り、ゴールを目指すスタンダールが早々からチャンスを作る展開になると、63分にスタンダールが同点に。川辺が右CKのキッカーを務めてゴール前に放り込むと、ジョナサン・パンゾが頭で合わせてネットを揺らした。後半アディショナルタイムにはシハン・チャナクがPKを獲得してスタンダールに逆転のチャンスが訪れたかに思われたが、VARレビューの結果、PKの判定は取り消された。
小川が得点を挙げたシント=トロイデンは敵地でスタンダールと1-1のドローで終えた。