リーグ・アンは11日に第21節が行われ、ニースとモナコが対戦した。
日本代表として挑んだアジアカップ敗退が決まった後、準々決勝のイラン戦から24時間以内に復帰してル・アーヴル戦に途中出場して現地メディアを大きく驚かせた南野拓実。8日のカップ戦も先発した後、続くニースとの一戦でもスタートからピッチに立っている。
モナコは16分、ボックス外遠い位置で受けたザカリアが右足を振り抜き、豪快なミドルシュートを叩き込んで先制に成功する。しかしホームの歓声を受けるニースに苦戦を強いられ、37分にはラボルドのPKから失点。前半を1-1で折り返す。
それでもモナコは50分、右サイドに抜け出した南野のクロスからザカリアがヘッドを叩き込む。スイス代表MFの2点目で再び勝ち越しに成功した。しかし再開直後、南野がダンテへプレスをかけた際に足裏でスネを蹴られる格好に。VARレビューの結果、ニース主将は一発退場となった。なお今季5アシスト目を記録した南野は、ピッチ上で治療を行った後は問題なくプレーを続けている。
南野の活躍で勝ち越して数的優位にも立ったモナコだったが、74分に再び追いつかれる。CKからゲサンのヘッドを許した。それでもその直後、モナコが再びリードを奪う。77分、ベン・イェデルのワンタッチパスに抜け出したヤコブスがシュート。これはGKに阻まれたが、こぼれ球をゴロヴィンが押し込んでいる。
モナコは勝ち越し直後、活躍を見せていた南野とゴロヴィンが交代。バログンらを投入する。その後は猛攻を仕掛けるニースに苦しんだが、このまま3-2で勝利を収めた。
激戦となったダービーを制したモナコは、これが公式戦4試合ぶりの勝利に。勝ち点を38まで伸ばし、2位ニースと1ポイント差まで詰め寄ることに成功した。