現地時間30日、イングランド・リーグカップ(カラバオカップ)は4回戦が行われ、マンチェスター・シティは敵地トッテナム・ホットスパー・スタジアムでトッテナムと対戦した。
ハーランド、ベルナルド・シルバ、グヴァルディオルらをベンチに置いたシティは、フォーデンが最前線に立ち、オライリー、マカティーがサポートする非常に若い攻撃陣を構成。一方、ソン・フンミンを欠くトッテナムの前線にはソランケ、ブレナン・ジョンソン、ヴェルナーが並んだ。
試合は早々に動く。開始わずか5分、カウンターから右サイドのクルゼフスキがゴール前に折り返すと、左から走り込んだヴェルナーがダイレクトでゴール右へと沈め、トッテナムが幸先よく先制する。
先制したトッテナムだが、14分にアクシデントが発生。ファン・デ・フェンがウドジェとの負傷交代を余儀なくされた。
それでも25分、右のショートコーナーからクルゼフスキが戻したボールをペナルティーエリア手前でフリーとなっていたサールがダイレクトで狙うと、これがゴール右へと吸い込まれ、トッテナムが2-0とリードを広げた。
まさかの2点ビハインドを喫したシティは徐々にボール保持の位置を上げていくと、前半終了間際にサビオの右クロスをファーサイドでフリーとなっていたマテウス・ヌネスがボレーで押し込み、シティが1点を返して試合を折り返した。
後半、サールに代わってビスマを投入したトッテナムに対し、シティはギュンドアンとルベン・ディアスに代えてコヴァチッチとグヴァルディオルを投入。巻き返しを図りたいシティだが、後半もトッテナムのカウンターがシティゴールを脅かす。
48分、B・ジョンソンの枠を捉えたシュートはGKオルテガがかろうじてはじく。51分にはカウンターから抜け出したヴェルナーがエリア内左から左足で狙うも、シュートは右のポストをかすめた。
55分にも右サイドを抜けたクルゼフスキがエリア内に侵入。中央にはソランケ、ファーサイドにはヴェルナーも走り込んでいたが、左足で狙ったシュートはGKオルテガが素晴らしい反応ではじき出した。
オルテガの好守で点差を維持できているシティは58分、フォーデンに代えてB・シルバを投入すると、62分にはサビオが担架で運ばれライトと負傷交代。さらに74分にはアケに代えてシンプソン・ピュゼーと、次々に若手を投入していく。
リードしているトッテナムだが、カウンターからさらなる追加点を狙いに行き、68分に負傷したヴェルナーに代わって投入されたリシャルリソンが積極的にゴールを狙うもGKオルテガが3点目を許さない。
追いつきたいシティは88分、左CKのこぼれ球をオライリーがボレーで押し込みゴール右を捉えるが、これはビスマがかろうじて足を伸ばしてブロック。ハーランドの温存を決断し若手を重用したシティだが、アディショナルタイムの6分間でもトッテナムから同点ゴールを奪うことは叶わず、逃げ切ったトッテナムがベスト8へと駒を進めた。
■試合結果
トッテナム 2-1 マンチェスター・C
■得点者
トッテナム:ヴェルナー(5分)、サール(25分)
マンチェスター・C:M・ルイス(45+4分)