現地時間19日、パリ五輪最終予選を兼ねたAFC U-23アジアカップ カタール2024はグループステージ第2節が行われ、グループBでは日本代表がUAE代表と対戦した。
勝てば韓国代表との最終節を待たずして決勝トーナメント進出が決まる大一番。初戦の中国戦から先発7人を入れ替えた日本だが、立ち上がりから攻勢に試合を進める。
まずは11分、山田楓喜の強烈な左足シュートが枠を捉えるも、これはGKが横っ飛びではじき出す。さらに20分、ペナルティーエリア左でボールを奪い返し、荒木遼太郎がやや角度のない位置からシュートを狙うと、GKの頭上を越えたシュートがクロスバーを叩いた。
その後もサイドの攻防で優位に立つ日本は26分、右サイドから山本理仁が左足で入れたクロスを、ゴール前に飛び出した佐藤恵允が頭で合わせるもGKが触ってCKへと逃れた。この左CKのこぼれ球を山本が拾って右サイドから入れ直すと、ゴール前の木村誠二が頭で合わせ、これが左のポストの内側を叩いて決まり、攻勢の日本が先制する。
リードした日本はさらなる追加点を狙いに行き、34分には左サイドからのFKのこぼれ球を佐藤が拾って反転シュートもDFがブロック。このこぼれ球を木村がボレーで捉えると、クロスバーを直撃した。
前半終了間際には、突破を図った川崎颯太がエリア内で倒されてPKを獲得。しかしVARの結果、ファールはなかったとしてPKは取り消された。
日本が1点をリードして迎えた後半、47分に佐藤がカットインシュートを放つもゴール右へとわずかに外れる。
61分、ペナルティーエリア左でこぼれ球を拾った大畑歩夢が入れたグラウンダーのクロスが、そのままゴール右へと決まって日本が追加点を挙げた…かに思われたが、VARの結果、大畑のオフサイドを取られてノーゴールとなった。
64分に山田を下げて平河悠を投入した日本は、66分にまたも左サイドから仕掛け、オーバーラップした大畑のクロスを、ニアサイドの川崎が頭でゴール右へと流し込み、日本がようやく追加点を挙げた。
リードを広げた日本は74分に荒木と藤尾翔太を下げて松木玖生と細谷真大を投入。さらなる追加点を挙げるべくUAEゴールへと迫るが、84分に松木の折り返しを細谷が押し込むだけという決定機もタイミングが合わずゴール右へと外してしまう。
アディショナルタイムは9分と長めに取られたが、終始試合をコントロールした日本が無失点で試合を終え、2連勝。同じく2連勝の韓国と並び、決勝トーナメント進出を決めた。日本は最終節、首位通過の座を懸けて韓国と対戦する。
■試合結果
U-23UAE 0-2 U-23日本
■得点者
U-23UAE:なし
U-23日本:木村誠二(27分)、川崎颯太(66分)
【次戦情報】
AFC U23アジアカップ カタール2024
グループステージ第3戦
日本 vs 韓国
日時:4月22日(月)22時00分キックオフ
スタジオ解説:小野伸二
解説:水沼貴史
実況:野村明弘
配信:DAZNにてライブ配信