ウディネーゼは、ミランGKマイク・メニャンへの人種差別に及んだファンを生涯スタジアム入場禁止にした。
20日の2-3でウディネーゼが逆転負けしたホームでのミラン戦の前半終盤にメニャンに対して一ファンが人種差別行為に出た。これを受け、ミランGKは主審に訴え、同選手とチームメイトは一時ピッチから離れる。それでも、中断された一戦は10分後に再開されていた。
試合後、メニャンはウディネーゼサポーターが陣取るスタンドから“サル”呼ばわりされたと主張し、人種差別に及んだファンに対して強い制裁が科されることを求めていた。
以下に続く
そして、ウディネーゼは人種差別行為に出たファンを特定し、厳重処分を科すことを発表。声明の中で「フットボールと社会に人種差別の居場所がないという明確なメッセージを送るために、このような厳重な処分が必要であると私たちは考えている」と伝え、さらなる加害者を特定し、処分するために取り組み続けると主張した。
「私たちは捜査機関とともにこの件に関与し、クラブや地域、ウディネの街、ファンのスポーツ倫理を汚した他の人物を特定し、処分するために精力的に働き続ける。私たちは人種やバックグラウンド、文化、言語に関わらずすべての人が差別の恐怖なくこの美しいスポーツを楽しむことができる場所が私たちのスタジアムにあることを保証したい」
また、セリエAはウディネーゼへの処分を23日に発表し、ホームゲームの1試合を無観客で実施することをクラブに命じた。