Ritsu Doan Freiburg 12142023(C)Getty Images

堂安律がELで見せた“絶対的なフィジカリティ”…フライブルク監督、称賛しつつ注文「もっと頻繁に…」

フライブルクはヨーロッパリーグ・グループステージ最終節でウェストハムとのアウェーマッチに臨み0-2で敗戦。クリスティアン・シュトライヒ監督は試合後、フル出場した堂安律の「デュエルへの入り方」を称賛した。

最終節を前にウェストハムと同勝ち点の12でグループAの2位につけていたフライブルク。ホームでの直接対決を落としていたため、チャンピオンズリーググループ3位とのプレーオフを回避するためには14日のロンドン・スタジアムでの試合は勝利を収めなければいけなかった。

しかし、フライブルクは序盤からウェストハムに主導権を握られ、前半のうちにMFモハメド・クドゥスとエドソン・アルバレスにゴールを奪われ苦しい展開に。後半は何度か中盤でボールを奪う場面も見られ、相手より多くのシュート数を記録したものの、最後のところで精度に欠け、結局試合は0-2のまま終了した。

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シュトライヒ監督は試合後のインタビューで、「我々は頑張ったが、持ち応えられるほどよくなかった。フィニッシュやパスワーク、それに守備においても十分なクオリティを発揮できなかったのだから敗戦に値した」とコメント。「残念に思うが、ウェストハムのようなチームと彼らのホームでの試合に勝つのはとても難しいものだ」と語ると、「今日はとにかくウェストハムを脅かすほどのクオリティを見せることができなかった」と認めている。

同監督は続けて「何度かフィニッシュに持ち込めている。例えばリツのシュートとかね。だが(相手GKウカシュ)ファビアンスキは4~5回セーブしたが、どれもあまり危険なものではなかった」とも分析。またレポーターに「ポジティブに目立ったのはリツ・ドウアンの守備だと思うが…」と指摘されると、次のように返した。

「リツは今日は絶対的なフィジカリティをもってデュエルに臨んだ。オン・ザ・ボールでもそうだ。これについては彼と話すつもりだ。ポジティブにね。だがもちろん、もっと頻繁にあのようなデュエルへの入り方を見せてもいいことも話したい」

なおデータサイト『whoscored.com』によれば、ブラジル代表MFルーカス・パケタと度々マッチアップした堂安はこの試合で「6」と両チーム最多のタックル回数(成功率は75%)を記録しながらシュート数も「3」と首位タイ。敗戦の中、攻守にわたって存在感を発揮した。

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