kobe vissel(C)Getty Images

首位・神戸、後半AT痛恨のOGで東京Vとドロー決着…広島の結果次第で2位転落の可能性も

明治安田J1リーグは10日に第36節が行われ、東京ヴェルディとヴィッセル神戸が対戦した。

前節終了時点で勝ち点67を稼ぎ、2位サンフレッチェ広島に2ポイント差をつけて首位に立つ神戸。自力で優勝を決められる状況で、連覇を狙う残り3試合へ挑む。そして10日の第36節では、敵地で6位と好調の東京Vと激突。この試合では大迫勇也と酒井高徳がベンチ外、最前線には佐々木大樹が入っている。

開始20秒でいきなり木村勇大がGKを脅かす枠内シュートを放つなど、東京Vが積極的な入りを見せる中、先制したのは神戸だった。7分、CKのこぼれ球をボックス内で拾った山川哲史がそのままボレーシュート。相手に当たったボールがそのままネットを揺らした。首位チームが早々に先制に成功する。

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リードを奪った神戸だが、その後は東京Vにボール保持を譲る展開に。それでもソリッドな守備でチャンスシーンは作らせず、逆にトランジション時には前線の武藤嘉紀を起点にカウンターを狙う。43分には、その武藤嘉紀が強引にボックス内へ侵入してポスト直撃のシュート。前半は神戸が1点をリードして折り返す。

劣勢の東京Vは、後半頭から山見大登を投入して状況の打開を図る。すると50分にはGK前川黛也にセーブを強いるなど、前半よりもさらに圧力を強めていく。一方の神戸も61分にジェアン・パトリッキ、71分に菊池流帆と井出遥也を投入。徐々にボール保持の時間を増やしながら相手ゴールに近づいていく。

終盤まで激しい攻防が続いた一戦だが、後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。左サイドから山見大登がクロスを送ると、マテウス・トゥーレルがクリアしきれずそのままゴールイン。東京Vが土壇場で同点に追いつくと、試合はそのまま1-1で終了した。

この結果、土壇場で追いつかれた神戸は1ポイントの獲得にとどまり、勝ち点は68(+22)に。2位・広島(前節終了時点で勝ち点65/+30)の結果次第では、順位が入れ替わる可能性もある。

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