Guardiola De Bruyne Haaland Man City GFXGetty Images

不可解な日程に対するペップの意見は的確。選手への無理強いでサッカーが蝕まれるリスクを考えるべき

ギャリー・リネカーとBBCスポーツの同僚たちは、FAカップ準決勝でマンチェスター・シティがチェルシーを倒した後、ウェンブリーの芝生の上でペップ・グアルディオラ監督と並んで立っていた。彼らはチャンピオンズリーグでレアル・マドリーと死闘を繰り広げて敗退した選手たちが、それを乗り越えてFAカップ決勝進出を決めたことを、監督がどれほど喜んでいるか語るだろうと期待していた。

ところがリネカーはすぐに、自分が矢面に立たされていることに気がついた。グアルディオラ監督は、マンチェスター・Cが前の試合からすぐに試合をしなければならなかったこと、準決勝のもう1試合、日曜に試合が行われたマンチェスター・ユナイテッド対コヴェントリー・シティの両チームは、いずれも平日に試合がなかったことを熱烈に語ったのである。

「まったく受け入れられない」と、マンチェスター・Cの監督は開口一番に言った。「本当に受け入れられない。勝ったから、これを言う勇気が持てた。選手たちの健康を考えればこれは異常なことだ。今日、生き残れたことは信じられない。どうして今日だったのか、明日ではダメだったのか。コヴェントリー、チェルシー、マンチェスター・Uは平日に試合をしていない。シーズン佳境のこの時期に、チェルシーとのこの試合の準備をどうやってしろというのか。不可能だ。どうしようもない」

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グアルディオラ監督のスピーチは、わめき散らしているだけのように聞こえたかもしれない。だが、彼には、世界最高の選手たちを傷つけ続ける異常なスケジュールを非難する権利がある。テレビ局や運営組織は彼の言葉を聞く必要がある。潜在的な視聴者を獲得することの方が選手の健康よりも大事だというなら、サッカーは自滅していく危険がある。