レアル・ソシエダMF久保建英の状況について、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。
今季ラ・リーガ30試合で7ゴール4アシストを記録し、シーズン最優秀選手候補にもノミネートされる活躍を見せた久保。2月にはソシエダと2029年まで契約を延長したばかりだが、今夏の移籍市場で大きな注目を集めている。一部イングランドメディアの間では、トッテナムが獲得に向けて5000万ユーロ(約84億円)の移籍金を提示したことも伝えられていた。
そんな中、『ムンド・デポルティーボ』が久保の状況を分析。トッテナムが獲得に前向きに動いている以外にも、リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドを含むプレミアリーグ4クラブが長い間注目していることを指摘した。そして、トッテナムのオファーはソシエダがすでに拒否したようだ。
同メディアによると、久保は今後もソシエダでプレーを続ける意向であるという。一方で契約解除金は6000万ユーロ(約101億円)に設定されたままであり、またソシエダは久保の保有権を100%保持しているものの、売却で得た資金は古巣レアル・マドリーと分け合う契約になっている模様。仮に契約解除金満額が支払われた場合、ソシエダ側が3300万ユーロ(約56億円)、レアル・マドリー側は2700万ユーロ(約45億円)を受け取ることになるようだ。
そのため『ムンド・デポルティーボ』は、「久保を狙うクラブに対し、ラ・レアルは最低でも6000万ユーロを要求する」としつつ、『CIES Football Observatory(CIES)』で算出された移籍金が8000万ユーロ(約135億円)だったと紹介。そして「現時点では、彼の立場を変えるようなオファーは届いていない」と伝えている。